持続可能な生産と
消費のために
コープの農場
ならコープは地球環境保全と耕作放棄地の有効活用および地産地消の推進、地域雇用および障がい者雇用の促進などを目的に、2022年から五條市阿太地区で農業に取り組んでいます。2023年度はホワイトコーン、小玉すいか、じゃがいも、いちごなどを生産し、店舗や無店舗事業で供給をしました。また、農作物の栽培に必要な温度調整など管理機能にICT(情報通信技術)を導入した「なら近大農法」を用いた農作物の持続可能な栽培に取り組みました。
① 農福連携
奈良県と連携して、山辺高等学校の自立支援農業科2年生12人の農業体験実習を受け入れました。また、子会社である株式会社ハートフルコープよしの(就労継続支援A型事業所)の職員が農場で農作物の選別をおこなっています。
② 大学生協への寄付
奈良県生協連を通じて、同会の「若者応援プロジェクト奈良」の一環として、コープの農場で収穫した規格外のさつまいも約100kgと白菜約100kgを奈良女子大、奈良教育大、奈良県立大、奈良高等専の各生協に寄贈し、食堂などで活用されました。
③ 規格外品の活用
食品ロス削減を目的に県内生産者とも協力し、供給できなくなった奈良県産ひのひかりを使用した「えびポンせん」や産直なすびを使った浅漬けを商品化しました。また、コープの農場で規格外となった一部の白菜はPB商品でもある「白菜キムチ」の原料に、規格外となったホワイトコーン、玉ねぎを活用した加工品の開発にも取り組みました。
産直交流会
2024年2月に生産の苦労と消費者の思いや要望を双方で確認し、農林水産物の育成を図ることを目的に産直交流会を開催しました。全国から30団体48人の生産者・生産者組織、組合員31人、役職員49人が参加し、学習、交流をしました。
ありが10企画(はなまる通信)
10月に「ありが10企画」として組合員の商品や生産者に対する思いを募集しました。
424件のありがとうの声が寄せられ、順次、生産者、取引先にお届けしました。
吉野の森と水を守るための募金
地産地消をすすめる取り組みの一環として、2009年から奈良県農業協同組合(JAならけん)と連携し、奈良県産「ひのひかり」1kgにつき、ならコープとJAならけんがそれぞれ、0.5円ずつ積み立てる「吉野の森と水を守るための募金」に取り組んでいます。2023年度の積立額は91万7,045円を2024年度に寄付する予定です。
奈良県環境県民フォーラムに寄付
「奈良桜よしの天然水8Lボトル」1点利用につき1円を積み立て、環境保全活動に取り組む「奈良県環境県民フォーラム」に寄付し、奈良県の環境保全につなげています。2023年度は4万6,301円を寄付しました。