自分みがき講座C’est la vie!第3期第3回:大内山酪農農業協同組合「生協牛乳」学習会を開催しました
6月15日(木)、コープなんごうで、「産直『生協牛乳』をもっと知って応援しよう!手作りバターにもチャレンジ!!」を開催しました。大内山酪農農協営業部の村田さんに産直商品の「生協牛乳」や酪農家が直面している問題について教えていただきました。一方で、世間では飼料代の高騰、燃料費の高騰で大変厳しい状態になっています。大内山酪農農協も例外ではありません。昨年11月に値上げをしましたが、このままではもう一度値上げをせざるを得ない厳しい状況であることも説明していただきました。大内山酪農農協は、奈良県の隣の三重県にあり、現在12人の酪農家が3,753頭の乳牛を飼育しています。生協だけでなく他企業、学校給食でも見かけられます。パッケージに書いてある通り、資源循環型の酪農を進めており、食品残渣を飼料として活用しています。ならコープの生協牛乳がどこでどのように作られているかを説明していただき、いつも飲んでいる牛乳について理解が深まりました。
その後、バターづくりを体験させていただきました。小さい瓶に入った生クリームをシャカシャカと10分間振り続け、皆さん汗をかいて頑張りました。しばらく振り続けているとパシャパシャと音がし、その音が出来上がりの合図です。バターと水分に分離しており、水分を紙コップに移すと手作りバターの完成です。
その場でクラッカーにたっぷり乗せていただきました。何とも言えないミルク感たっぷりのバターで、おいしい牛乳だからこそのバターだとあらためて納得しました。大内山酪農農協の商品紹介として、「大内山つよしくん」「低脂肪乳」「カフェオレ」「ほんのり甘い生協ヨーグルト」を食べ比べしました。
最後は、ならコープ職員の花田さんによるコープのエシカルについてのミニ学習です。コープ商品をエシカル消費のカテゴリー別に展示し、レッドカップキャンペーンやフェアトレード、コアノンスマイルスクールプロジェクトなど、SDGsとエシカル消費の関係を説明しました。具体的な商品を使うことでイメージしやすい学習になりました。最後に、誰かの笑顔につながるお買い物をしましょうとの呼びかけがありました。
●感想
・農業もそうですが、高齢化、後継者不足、少子化、働き手不足はどこも一緒ですね。作る人がいないとか、技術や土地建物が継承されないと、成り立たなくなります。牛乳は代わりが無いし、毎日搾乳しなくてはいけないから値段が上がっても応援したいですね、政府も考えてほしいです。
・バター作りの体験を通し、フレッシュで美味しいバターを食べることが出来ました。また新鮮な生乳であるからこそ、低脂肪牛乳やカルシウム強化飲料も凄く美味しかったです。
大変なご苦労があると思いますが、これからも資源循環型酪農を継続し、更なる商品を展開していってください。
・牛乳が好きなのと、昨今の飼料高騰による酪農家の苦境に関心がありましたので、今回の学習会では大内山酪農さんの取り組みや熱意がよくわかり、とても勉強になりました。バター作りも初めてでしたので、汗はかきましたが(笑)とても楽しかったです。貴重な体験をさせて頂き、有難うございました!
・自分みがき講座に参加の理由の一つが大内山酪農協の見学がありました。生協牛乳は週に5~6本購入しており、大好きな牛乳です。お話を聞いて、随分真面目にされていると感じました。牛舎の掃除しかり、牛が住まう環境など、動画を見て満足のいくものでした。
・今日のお話で大内山酪農の安心 安全な産直牛乳は、飼料においてもあんなにこだわっていると初めて知りました。
時々、特売の牛乳も買ったりしますが、これからは生協牛乳を購入しようと思います。
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