自分みがき講座C’est la vie!第4期第3回:エシカル消費学習会を開催しました
第3回目は、「あなたの選択が未来をちょっと変えていく“エシカル消費を始めましょう”」と題して、コープきんき事業連合と株式会社コープクリーンから講師を迎えて開催しました。はじめに、「エシカル消費は知っていますか?」と問いかけると、ほとんどの方が手を挙げられるほど生協組合員には浸透している言葉のようです。
株式会社コープクリーンはCO・OPの洗剤を作っている会社です。1966年、初めてコープ洗剤として水環境に配慮した「コープソフト」を発売しました。当時は河川の汚染が進み、洗剤による水環境への影響が問題となっていました。さらに商品開発を続け、3年後の1969年には、より生分解性が高い「コープセフター」が誕生しました。
学習会では、コープセフターの特徴、パッケージの環境配慮、汚れを落とす仕組み、セフターENERGYシリーズについて説明がありました。エシカルな点では、原料に植物原料の※RSPO認証パーム油を使用。また、コープの洗剤環境寄付キャンペーンとして1品につき0.5円をWWFジャパンに寄付することにより、持続可能なパーム油の生産などを支援する活動につながっています。2022年度の寄付金総額は、3,121,378円とのことでした。パッケージにはリサイクルPETを使用、詰替用の紙パックは2000年から長きにわたって組合員にご愛顧いただいているそうです。
続いて、汚れ落ち実験では洗浄力も優れていることもわかりました。毎日使うものだからこそ、エシカル消費の視点で商品選びをしたいと思いました。
次に、ならコープ品質保証室による「味覚チェック」を体験しました。5種類の味(甘味、うまみ、酸味、苦味、塩味)をごく薄くして飲んでみます。最後に答え合わせをしましたが、ほとんどの方が1種類しか当てることができませんでした。舌の感覚には個人差がありますが、想像以上に当てられず、「わからない」と皆さん驚いておられました。
次回は「(株)CWSのらくらくお料理パック」を使って、時短料理に挑戦です。
※RSPO認証とは、「持続可能なパーム油のための円卓会議」認証のことで、持続可能なパーム油製品の生産・購買・融資・利用を促進することを使命としています。
【参加者の感想】
・パーム油のための農園開発による熱帯林伐採で自然破壊がすすんでいることに改めて驚きました。
・コープクリーンさんのお話や洗剤を使っての汚れ落ち実験を見て、今後、液体洗剤を購入する際の参考にしようと思いました。洗浄力が思ったより凄かったです
・エシカル消費はほんの些細なことでもやる事が大事ですね。
・環境寄付キャンペーンも素晴らしいと思いました。
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