2月15日(水)、4年ぶりに奈良ロイヤルホテルで「2022年度産直交流会」をリアル開催。全国の生産者・生産者組織から49人、組合員36人、ならコープ役職員52人が参加し、交流しました。 “ならコープの産直”は、組合員と生産者が一緒になって食生活の安心・安全と豊かなくらしを実現することを目的とし、相互の交流を大切にしてこれまでも取り組んできました。

産地からの声
 開会の挨拶後、ならコープ無店舗商品部から「2022年度産直政策の進捗報告と今後の取り組み」について、産地からはJA香川県、(株)美吉野農園から取り組みの報告がありました。

 JA香川県からは、香川県で多く作られているアスパラガスの新品種の中から「さぬきのめざめ」の紹介がありました。「太い」「甘い」「柔らかい」が特徴で、コーヒーかすを堆肥にした土づくりでSDGsも意識しています。農家の数が減少し、若い方の参入も進んでいます。

 (株)美吉野農園からは、気候変動による生産リスクの低減と安定生産、産直提携の深化とさらなる6次産業化、地域連帯で持続可能な農業生産、農業の多面的価値の発信を具体的な事例で報告があり、就農人口が大幅に減少していく中、新規就農者の受け入れが必要であることを訴えられました。

 

2022年度産直交流会 「産地の生産へのこだわりとならコープ(組合員)に望むこと」をテーマに交流しました JA香川県 大阪営業所所長 瀬戸宏隆氏
2022年度産直交流会 「産地の生産へのこだわりとならコープ(組合員)に望むこと」をテーマに交流しました (株)美吉野農園 専務取締役 和田宗隆氏

3年ぶりに試食会の実施
 エリア委員からは「西吉野産直組合の点検と工場見学」の発表がありました。工場見学をしての施設内と収穫から加工までの工程説明、スピードスプレイヤー(農薬散布機器)による農薬散布のシェア、柿を育て、出荷するまでの生産者のご苦労、質疑応答など、生産者との交流が進んだとの報告がありました。

 また、午後からは11の産直提携先から届いた6品目の食材を取り入れたメニューを囲み、組合員・生産者・ならコープ職員が交流を深め、組合員と生産者が本音を語り合う場となりました。

2022年度産直交流会 「産地の生産へのこだわりとならコープ(組合員)に望むこと」をテーマに交流しました エリア委員からの報告
2022年度産直交流会 「産地の生産へのこだわりとならコープ(組合員)に望むこと」をテーマに交流しました 試食会の様子

組合員の声
・産直産地の事例報告をくわしく聞けてさっそく購入してみたいと思いました。
・生産者さんのお話で、いろいろな苦労など知れてよかったです。なるべく産直商品を購入して生産者さんを応援したいと思いました。
・コロナ禍、システム障害の対応の中、開催していただきありがとうございます。初めて参加させていただきました。とても良い雰囲気でした。生産にたずさわる人とこんなに近くでお話させていただけたことが本当に嬉しかったです。
・試食は凝縮されたメニューでとても美味しかったです。さつまいも、ミニトマトの食べ方我が家でも試してみます。