2021年組合員のつどい:教えて!コープサステナブル商品学習会を開催しました(環境・エネルギー政策協議会主催)
11月3日(水・祝)、「教えて!コープサステナブル商品学習会(環境・エネルギー政策協議会主催)」をオンラインとコープ七条集会室で開催しました。「コープサステナブル」は、今春登場したCO・OP商品の新シリーズで、環境や社会に配慮した主原料を使った商品「エシカル消費」をコンセプトにした商品です。日本生協連ブランド戦略本部マーケティング部・マネジャー山田浩史氏を講師に、「コープサステナブル」について学びました。
◇サステナブル(持続可能)とエシカル消費
サステナブルとは、今の地球が保たれて、未来まで続くということ。そのために、今、世界中でSDGs17の目標達成をめざして取り組んでいます。エシカル(倫理的)消費は、SDGsの目標を実現するための手段の一つです。これは、私たちが買い物をするときに、環境や社会など他者への視点をプラスすることで、大多数の消費者が「エシカル」な価値を求めるようになったら、商品をつくる側と提供する側は「エシカル」な商品づくりをし、サービスが変わっていきます。生協では、エシカル消費を「誰かの笑顔につながるお買い物」と表現して取り組んでいます。
◇エシカル消費をもっと広げるために
未来のためにエシカル消費をもっともっと多くの組合員に広げるためには、エシカル商品をもっと身近で便利に選びやすくすることが必要です。生協では、SDGsやエシカル消費という言葉が生まれるずっと前から、商品や活動を通じてさまざまな社会課題に向かい合ってきました。2017年からは「コープのエシカル」として、エシカル消費対応商品の開発と普及を始め、2020年度には全CO・OP商品の4割を占めるまでになりました。
そして、2021年春に登場したのが「コープサステナブル」シリーズです。サステナブル(持続可能)な原料*を主原料とした商品に、共通のロゴマークを包材に表示し、組合員が見つけやすく選びやすくするものです。ロゴマークのテーマは3種類。主原料によって「海の資源を守る」「森の資源を守る」「オーガニック」と表記し、それぞれに「未来につながる魚を選ぼう」「未来につながる森の資源を目指して」「未来につながる豊かな大地を」のメッセージを込めました。
*…サステナブルな原料とは、海のエコラベルMSC認証やレインフォレストアライアンス、JAS(有機栽培)などの認証マークを取得している原料。該当商品には認証マークがついていますが、組合員から「マークがいっぱいあってわからない、理解できない」という声が多くあります。コープサステナブルは、これらの商品に共通ロゴマークをつけてわかりやすくしたものです。
◇来春、新しく「リサイクル材使用」が登場
今、世界中で問題となっているプラスチックごみ。CO・OP商品では、①プラスチック自体を減らす ②石油由来ではないプラスチックを使用する ③燃やさず、効率よく回収して、再利用することで対応していきます。そして、来年春には、家庭用品分野で再生プラスチック、植物由来プラスチックを使用する商品に「コープサステナブル リサイクル材使用」が登場する予定です。
これからも普段のくらしやコープ商品の利用などを通じて、エシカル消費を自分事として考え、実感できるようみなさんと一緒に身近な所から取り組んでいきましょう。
●プラスチック問題の学習にオリジナル紙芝居をご活用ください
環境・エネルギー政策協議会では、組合員のみなさんにプラスチック問題をわかりやすく学べるツールとして、紙芝居『プラボトルのぺったん』をオリジナルで作成しました。“プラボトルのぺったんが捨てられた後、海へ流され、そして…”というお話です。子どもから大人まで楽しく学べます。多くの方にご活用いただきたく、「プラスチック問題について考えたい」という方は、ならコープ環境・エネルギー推進部までご連絡ください。