みんなで助けあい、支え合いながら
地元のくらしをよりよいものに
しようと努めてきた約半世紀。

紡いだ歴史・思いをかたちにして
分かち合いたい―

そんな思いを込め
50周年+1の周年企画の一環として、
組合員さんがオリジナル商品の企画に挑戦。
北・中・南の各エリアで、
ならコープや、ならコープの取引先で
取り組んでいるもの・ことから生まれた
素材や事業に
ちなんだ商品を
開発していきます。

Vol.01

Vol.01 南エリア開発商品 五條の干し芋

今回はその第一弾。
五條市にある「コープの農場」で栽培したさつまいも(紅はるか)で作った「五條の干し芋」のご紹介です。
原料の一部には南エリアの組合員と職員が「コープの農場」で植え付けから収穫したさつまいもを使用。また、障がいのある人たちが働く加工工場の見学をしたり、パッケージもみんなで考えるなど、最初から最後までみんなで開発してきた商品となっています。

休耕田を活用した
ならコープ直営農場
「コープの農場」とは

南エリアの組合員と職員がさつまいも栽培を行った「コープの農場」は、五條市・阿太地域にあるならコープ直営の農場です。耕作放棄地の有効活用、地産地消の推進、地域雇用などを通して地域づくりに貢献することをめざして運営を行っています。
地元の農家さんに教わりながら、耕作放棄地を再び耕し、作物がすくすく育つ土壌づくりから始めた農業。今ではなら近大農法(ICT農法)や、障がい者の就労支援など、様々なチャレンジを行っています。

休耕田を活用したならコープ直営農場「コープの農場」とは

南エリアのみんなで、
農業の大変さを体感

2024年には組合員さんが「コープの農場」に訪れ農作業を行う取り組みも活発になってきました。その一環として育てられたのが、原料である紅はるかでした。「栽培は、すべて手作業で行いました。植物の生命力と、農業の大変さを感じましたね」と、組合員と共に農作業に携わったならコープ職員は栽培時を振り返ります。
コープの農場の職員から教わりながら、9月末に収穫に至ったさつまいも。収穫はつるを引っこ抜く簡単な作業かと思いきや、大人が全体重をかけてスコップを振るわなければならない大仕事。それでも「大きなさつまいもが土から出て来た時は、声が出るくらい嬉しかった」と、収穫の達成感はひとしおだったそうです。
このさつまいもを使って何か作れたら…そうして開発が進んだのが、『五條の干し芋』でした。

南エリアのみんなで、農業の大変さを体感
南エリアのみんなで、農業の大変さを体感

障がいのある人たちの
手仕事の加工で完成しました

収穫されたさつまいもは、まず1ヵ月ほど熟成。この工程が干し芋のおいしさを左右すると言われています。 その後、
1)さつまいもを洗浄・殺菌
2)蒸しあげる
3)皮むき
4)1cmの厚さにスライス
5)並べて乾燥させ、干し芋にする
6)計量・包装
これらの工程を経て、干し芋は完成します。洗浄、蒸し工程は機械を用いますが、多くの作業はスタッフの手作業で行われます。さつまいもを洗うところから袋詰めまで、全ての作業に携わるのは社会福祉法人「青葉仁会」が運営する多機能型事業所「水間ワークス」のみなさん。パンやスイーツが人気のカントリーカフェを運営する就労継続支援B型事業所のみなさんの手で、おいしい干し芋を作りたいという思いを込め、加工をおこなっています。

障がいのある人たちの手仕事の加工で完成しました

2024年11月には、南エリア組合員が加工場を訪問。自分達が丹精込めて育てたさつまいもがどのように加工されるのか、興味深々に見守る姿がありました。見学された組合員さんは「担当されている作業を集中して、丁寧に加工されている現場を見ると、心のこもった商品になるなあ、と嬉しく思いました。私たち南エリアの組合員、こうして働く職員さん、そして『五條の干し芋』をご利用いただく組合員さん。みんなが嬉しくなる商品づくりになったと思います」と、黄金色に仕上がった干し芋を笑顔で眺めながらお話いただきました。

障がいのある人たちの手仕事の加工で完成しました

地元で育ち、さまざまな立場の人が携わって完成した、周年商品としての意義がつまった「五條の干し芋」。
素朴で、甘い味わいは、「ならコープが目指したやさしい未来」のひとつのかたちを思わせてくれます。
ぜひひと口、食べてみてください。

ぜひお買い求めください

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