皆さんは丸ごとの魚をさばいたことがありますか?
 コープネット平群では、魚が美味しくなる冬に「魚のさばき方教室」を開催しています。
今年で3回目、講師はお馴染みの、ならコープが誇る目利き水産バイヤーの荒さんです。
さばいた魚は、アジ、鯛、よこわ(本マグロの小さいの)です。開催日の1月24日(木)は満月から2日後、小さくてさばきやすいアジなどが大量には入手できなかったそうです。 通常、漁は夜間に照明で水面を照らし、そこに集まった魚をとります。しかし、満月の夜は水面全体が月明りで照らされているため、魚が集まりにくく漁には適さないそうです。なので、満月の前後は、魚が仕入れにくいそうです。 へぇ~知らなかった!!!
 そこで今回は、鯛やよこわの大物にも挑戦です。 まず頭を落とし、次に胸ビレと腹ビレを落とします。この部分がカマと呼ばれている部位です。ここで、三枚おろしの呪文~「はらせせはら」 漢字で書くと「腹背背腹」。右利きの方は頭を右に、頭の方からお腹側の皮を切り、中骨に包丁の先を当てて、尾に向かって切ります。次に頭を左に回し、背中も同様に皮を切り、包丁の先を中骨に当て身を頭の方に向かって切ります。最後に中骨の上に包丁を当て、骨と身を切り離します。反対側は、背中側→腹側と切ります。だから呪文は「腹背背腹」。骨の周りに身が残ってしまった場合は、柔らかい魚ならスプーンでこそげれば、残さず食べられます。 刺身用に皮を引く場合、鯛は皮を下にして皮と身の間に包丁を入れ包丁を固定し、皮を持った手を引きながら左右にフリフリすると、うまく皮が取れます。アジやサンマならば、手で皮がはがせます。 サイズは違いますが、よこわも同様の方法でさばけます。
参加者の皆さん、最初に大きな魚を見た時は、本当にさばけるのか少し不安な様子でした。しかし、荒バイヤーの的確な説明と、鮮やかな手付きで要領がよくわかり、初めてさばく方も果敢に取り組んでおられました。

 

コープネット平群:毎年大好評!バイヤーから学ぶ魚のさばき方教室
コープネット平群:毎年大好評!バイヤーから学ぶ魚のさばき方教室
コープネット平群:毎年大好評!バイヤーから学ぶ魚のさばき方教室

 アジ→よこわ→鯛と魚のサイズが大きくなっていくごとに、皆さん慣れてきて、スピードもアップ!約2時間で3種類の刺身が出来上がりました。炊きたての奈良県産ひのひかりに作った刺身を乗せ「海鮮丼」にして、コープの赤出汁と一緒にいただきました。さすがバイヤー自慢の新鮮な魚、臭みもなく、身もプリプリ、本当に美味しかったです。
荒バイヤーは「とにかく魚を一人でも多くの方に食べてもらいたい、魚食文化を広めたいんです」と熱く語っていました。
 魚をさばくのは、ちょっとハードルが高いと感じでいる方が多かったですが、やってみると、意外とできるものた!と自信が付いたようでした。
 皆さんも是非、ならコープの新鮮な魚を買って、さばいてみてくださいね。

コープネット平群:毎年大好評!バイヤーから学ぶ魚のさばき方教室

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