NPO法人桜ライン311の植樹会に参加しました
ならコープは、2014年から「桜ライン311」の活動を応援しています。2024年度は11月29日(金)~12月1日(日)に活動組合員、理事、職員の6人で岩手県陸前高田市に行き、秋の植樹活動に参加しました。
植樹活動の前には「桜ライン311」岡本代表による講演会「桜ライン311が桜を植える理由~減災・防災を考えよう~」に参加し、また、運営資金支援として目録20万円を贈呈しました。
参加者は、植樹会を通じて「被災地を忘れない」取り組みの意義・目的を学びました。ならコープは6人で2本の八重桜を植えました。植樹地から見える防波堤に「ここまで津波がきたんだ」と津波の大きさや恐怖を感じました。桜が咲くまで2、3年かかり、大きく育つまで20年ほどかかります。自分たちで植えた桜には特別な思いがあり、この思いがまた現地を訪れるきっかけになるのではないかと感じました。今回学んだことを継承していき、「桜ライン311」の活動を広め、支援し続けていこうと思います。
●「桜ライン311」とは
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、東北各地を津波が襲い多くの犠牲者が出ました。当時は10mを超える津波が発生する可能性や防潮堤の性能にも限界があることが、あまり知られていませんでした。震災前にこれらのことが周知されていれば、津波によって奪われた命はもっと少なかったかもしれません。その悔しい思いから岩手県陸前高田市で「認定特定非営利活動法人桜ライン311」の活動がはじまりました。
「桜ライン311」は「もし、また津波が発生した時、この桜並木より高いところに逃げて命を守ってほしい」という願いを込めて同市内の津波最大到達地点に桜を植樹しています。また、災害によって人の命が失われない未来を創るというビジョンのもと、学校植樹会や講演会などで子どもたちに防災の知識や正しい情報を伝える活動もおこなっています。今回の植樹活動で2,331本となり目標の約13%を達成しています。