2019年8月6日(火)、コープなんごうで「視覚障がい者サポートサークルあんもあ」による「視覚障がい者ガイド講習会」を開催しました。普段コープなんごうでレジを担当している職員3人を含む10人が参加しました。
 
最初に、視覚障がい当事者の島田陽子さんから、「視覚障がい者の生活は、家の中は慣れているので困らないが、一歩外に出ると危険と隣合わせ」と話がありました。そして、「駅で電車がまだ完全に停車していないのに、もう停まっていると思い乗ろうとして、近くにいた方に服をつかんで助けてもらった」という体験を話していただきました。島田さんは「街で視覚障がい者に出会って心配に思っても、声をかける勇気が無い人が多いと思うが、まずは“何かお手伝いしましょうか”と声をかけてください」と訴えられました。

 

コープなんごう:視覚障がい者のガイドを体験しました

 続いて、視覚障がい者のガイドについてDVDで学習し、参加者でペアになり視覚障がい者とガイドの役割を決め、実際にコープなんごう店内で買い物体験をしました。

コープなんごう:視覚障がい者のガイドを体験しました
コープなんごう:視覚障がい者のガイドを体験しました

 買い物体験後の交流会では実際に体験した感想や意見交換をしました。島田さんからは「買い物に出かけると、レジの方は視覚障がい者本人ではなくガイドに話しかけることが多い。しかし実際に買い物するのは視覚障がい者本人で、直接話をして欲しい。そうすると、当事者は一人の人間として社会の一員と認めてもらえたと思いうれしい」と接することの大切さを話されました。
 
 参加した職員からは、「入ってすぐサービスコーナーへつながる配慮があると助かると思う」「視野が真っ暗なことはとても不安。耳に入ってくる情報がどれだけ大切かわかった」などの声がありました。
 
 
視覚障がい者のガイド活動に関心のある方はお気軽にお問合せください。
「視覚障がい者サポートサークルあんもあ」電話090-4307-7144