東日本大震災で被災し不安な日々を送っている福島の子どもたちに、放射能の心配をすることなく、おもいっきり外遊びを楽しんで、奈良で思い出を作ってもおうと、ならコープが組合員の募金で運営している「福島の子ども保養プロジェクトinなら」を7月24日(金)~27日(月)に実施しました。

昨年に続き4回目の実施となる今年は、福島の子ども保養プロジェクト・東大寺・奈良県生活協同組合連合会・近畿労働金庫・奈良ロイヤルホテル・(株)黄金糖・NPO法人Cキッズネットワークの協力で、12家族38人に奈良で過ごしていただきました。

24日、奈良に到着した後、奈良ロイヤルホテルでウエルカムパーティをおこないました。
ウエルカムパーティでは、ゆっくりと夕食をとっていただき、クイズで奈良の紹介をしました。

25日、東大寺では担当の方からお話を聞いて、大仏殿の拝観や柱くぐり、奈良公園で鹿とのふれあいを楽しみました。
その後、(株)黄金糖で工場見学と飴作り体験をおこない、ホテルに帰ってから、Cキッズネットワークによるお金の学習会や畿央大学の学生による交流ゲームと盛りだくさんの企画を楽しんでいただきました。

26日はご家族ごとに思い思いの一日を過ごしていただき、奈良、京都、大阪などでめいっぱい楽しまれました。 

 

「福島の子ども保養プロジェクトinなら」を実施しました 東大寺を背景に記念写真
「福島の子ども保養プロジェクトinなら」を実施しました (株)黄金糖にて
「福島の子ども保養プロジェクトinなら」を実施しました 東大寺で柱くぐり
「福島の子ども保養プロジェクトinなら」を実施しました 奈良公園で鹿とふれあい
「福島の子ども保養プロジェクトinなら」を実施しました 黄金糖で工場見学
「福島の子ども保養プロジェクトinなら」を実施しました 黄金糖で飴作り体験
「福島の子ども保養プロジェクトinなら」を実施しました お金の学習会
「福島の子ども保養プロジェクトinなら」を実施しました 畿央大学学生による交流ゲーム

27日の「奈良の思い出発表会」ではたくさんの感想をいただきました。
参加した子どもたちからは、「大仏はすごく大きかった!」「念願のシカに会えて楽しかった」「シカせんべいをあげるときお辞儀をしてくれた」「新幹線に乗れた。他のファミリーと仲良くなって夕食を食べれた」「初めての新幹線、シカ、黄金糖の体験が楽しかった」などなど、事前にお配りした画用紙に絵をかいて思い出を話してくれました。
保護者からは、ならコープの組合員さんにメッセージをいただきました。
・プロジェクトに携わってくださった方々の熱意やその方々を通じて奈良の人たちの人柄がとてもよく分かり、関西って遠いと思っていた気持ちがうそのようです。奈良での4日間ずっと忘れません。福島のこともずっと応援してください。
・目に見えないからこそ怖い、しかしながら地元を離れることができずにいる現状で、このように保養の機会を作っていただき楽しく体を動かすことが出来ました。ありがとうございました。
・今回は親子でとても楽しい経験をすることができ、日々の生活を忘れ毎日笑顔でいることができました。本当にありがとうございました。皆様の温かいお気持ちに感謝します。
・毎日「今日は楽しかったねえ~」と言ってました。何年か後、歴史の勉強をすることになった時「行ったことある」と思い出してくれることと思います。
・親子でリフレッシュでき、組合員の皆様に楽しいプロジェクトを作っていただき本当に保養ができました。
・たくさんのならコープの組合員さんのあたたかいお気持ちで素晴らしい夏休みの思い出ができました。最高に楽しかったです。奈良に生まれたかったです。
など他にもたくさんのメッセージをいただきました。

「福島の子ども保養プロジェクト」への募金にご協力いただきました組合員のみなさま、ありがとうござました。
ならコープはこれからも息の長い支援を続けてまいります。