わたしたちの未来の選択!~核兵器のない平和な世界~

今年5月、米国オバマ大統領の広島訪問が実現し、被爆地ヒロシマ・ナガサキと核兵器について世界の関心が高まりました。多くの人とともに核兵器廃絶の重要性を考え、平和への願いを共有する「ピースアクションinなら2016」は、9月17日(土)奈良県社会福祉総合センターにおいて、ピースアクションをすすめる会(奈良県生活協同組合連合会、ならコープ平和の会、withユニセフの会)主催で開催、65人が参加しました。開催にあたっては、奈良県、橿原市から後援をいただき、日本原水爆被害者団体協議会からも「戦争のない平和な世界をともにつくりましょう」と応援のメッセージをいただきました。
 
はじめに、長崎大学核兵器廃絶研究センター准教授中村桂子氏による講演「核兵器をめぐる現状と次世代へのアプローチ」がありました。国連で核兵器禁止条約交渉開始に向けて議論されていることに際し、世界の過半数が支持する中、「唯一の被爆国日本の役割は非常に大きい。日本が変われば世界も変わるということ。未来は私たちが選択することができる」と話されました。
 
その後のリレートークでは、長崎で被爆された奈良県在住の田中美枝子さん、今年8月、ならコープ主催「ヒロシマの旅2016」に参加された、ならコープ中エリア委員の山内美和子さん、奈良県立大学で平和活動に取り組まれている長久実由さん、山下桃果さんの4人がそれぞれの体験や平和に対する考えを語りました。最後に中村氏からも「各世代がそれぞれの役割を果たしていきましょう」と呼びかけられました。 
 
参加者からは「核問題は動いていることを知り明るい気持ちになった」「若い人たちが自分たちの問題として動いていることがとてもうれしく思った」などの声が寄せられました。

 

「ピースアクションinなら2016」を開催しました
「ピースアクションinなら2016」を開催しました