トップメッセージ
SDGs(持続可能な開発目標)の実現のために
私たち自らの消費行動や
くらしのあり方を見直しましょう
2022年度は、ならコープ第13次中期計画の初年度として「たすけあい・ささえあい・わかちあい~みんなが笑顔でくらすために~」をテーマに掲げ、2030年ありたい姿“誰も取り残さない”安心してくらせる地域の実現に向けスタートしました。10月に発生したサイバーインシデントにより当初の計画を延期せざるを得ない事態となりましたが、2023年度をリスタートの年度とし、方向性を変えることなく1年延長して取り組んでまいります。
2020年に策定した「ならコープの2030環境ビジョン」では・CO2排出量の50%削減(2013年度対比)、食品廃棄量の50%削減(2019年度対比)、プラスチック容器包材排出量の30%削減(2018年度対比)、エシカル消費の拡大という4つの目標を持って取り組んでいます。事業活動で使用する車両のEV化、自然界で分解するトレーや包材への切替などをすすめることはもちろん、組合員活動との連携がすすみました。店舗では「てまえどり」の呼びかけや「食品ロス削減コーナー」、子ども未来アンバサダーの協力を得ながらの「フードドライブ」が定着し、理解と参加が広がりました。フードバンク奈良への寄付につながる供給事業が連携したドネーション企画には多くの賛同と利用がありました。プラスチック容器包材排出量の削減においては、ならコープでんきファン倶楽部メンバーで作成した紙芝居『プラボトルのぺったん』を動画にし、奈良県廃棄物対策課「プラごみ削減動画コンテスト」に応募、優秀賞を受賞しました。プラスチックごみの削減やリサイクルを学ぶ場づくりが広がる受賞となりました。
2022年7月コープ真美ヶ丘は、SDGs推進モデル店舗として改装オープンしました。SDGsを実感できる店内、フードロス削減や地産地消を推進します。
「サステナビリティレポート2023」では、「コープSDGs行動宣言」の7つの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現をめざした、2022年度のならコープ及びならコープグループの実践を報告させていただきます。
2023年5月
理事長 吉田 由香