職場環境づくりと組織力強化
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働き方改革推進と職場環境づくりをすすめます
思いやりのある自律した職員であふれる職場づくりをすすめ、誰もが働きやすい・働き続けられる職場運営をめざした働き方改革をすすめます。また、さらなるコンプライアンス経営の強化とリスク管理への対応の向上をめざし、組織力を強化します。
コンプライアンス経営
・コンプライアンス委員会では、グループ会社を含めたコンプライアンス実践計画の進捗状況から課題の明確化と、ならコープグループ自主行動基準に沿って対応状況の確認をすすめました。コンプライアンス業務推進委員会では、法令要求事項の点検と刷新、行政への届出点検、情報セキュリティ実施点検の状況確認などをすすめ、事業所巡回を実施しルールに基づいた実態把握から、廃棄も含めた商品取り扱い状況を点検強化すべき項目としました。
・よりよい組織風土づくりとして「しごとテキスト」を活用した教育・学習を全職員に実施しました。
・元気で働き続けられるように、ならコープ役職員の健康を維持することが事業リスクの低減にもつながります。健康診断受診率の高度維持や業務中禁煙などの働きかけが認められ、経済産業省の「健康経営優良法人2020 」に認定されました。これを受け、さらに役職員の健康増進を働きかけます。
民法改正に伴う事業約款の制定と組合員へのお知らせ
2020年4月に民法が120年ぶりに改正されることをうけ、法令が要求する事業約款の整備や契約書の管理等の対応をすすめ、「事業約款」を制定し、2月から組合員周知を開始しました。新たな事業約款については、ならコープHPからご覧いただけます。
https://www.naracoop.or.jp/about/kikan/yakkan.html
ISOサーベイランス審査結果
ならコープは国際規格であるISO9001品質マネジメントシステムおよび14001環境マネジメントシステムの認証を取得しています。2019年度のISOサーベイランス審査では、要望への丁寧な対応などの組合員一人ひとりへの関わり、本部の現場支援の見直しや職員に配慮した対応についても高い評価を得られました。良い事例に学び、伝える際のわかりやすさや単純化、見える化の重要性を確認し、組織の成長・働き方と業務改革・経営構造改革につなげていくことが今後の重要な課題となります。
働き方改革の推進
・育児休業取得者 7人
・総合職員の週1回の時間短縮での勤務が定着しました。店舗事業においては、年始を除いて上期の休業日を1日増やし(ならコープwithローソン真美ケ丘店除く)、無店舗事業の8月の時間短縮での勤務対応は、組合員協力のもと、ならコープ全体で取り組み、期間中の現場職員の労働安全(熱中症・安全運転など)につながりました。
・経理財務部では、業務の見直しや問題点の洗い出しなどに積極的に取り組み、ペーパーレス化推進の一環として形骸化していた出資証券の発行をとりやめ、組合員各種手続き書類や振込業務の見直しなどをすすめました。
多様な働き方の推進
ならコープは、障がい者雇用のさらなる促進と社会参加を支援し、地域社会に貢献することをめざしています。
障がい者雇用率は、法定雇用率2.2%(2020年3月末現在)に対して大きく上回り、3.98%となり、就労継続支援A型事業所(株)ハートフルコープよしのと連携した障がい者就労の拡大にも継続して取り組んでいます。
また、雇用をめぐる情勢がめまぐるしく変化する中、店舗を中心にダブルワークの実験の拡大や、中間的就労の拡大など、多様な働き方を継続・拡大しました。また、人事制度の導入の成果として、定時職員・専任職員からの内部転換もすすみました。働き方改革の「労働時間法制の見直し」と「雇用形態に関わらない公正な待遇の確保」への準備がすすみました。
中間的就労の取り組み
中間的就労とは、さまざまな理由によって社会での働きづらさを抱える方々を対象に、一般的な職業に就く前のステップアップとして、社会参加できるよう支援する取り組みをいいます。
ならコープでは2017年度から、不登校生やひきこもりの方・当事者ご家族の支援などをされている奈良県のボランティア団体「ハートハース」と連携して取り組みをおこなっています。
職場見学からスタートし、週に1・2日2時間程度の就労体験を経て、パートナー職員としての雇用を目標にすすめました。2019年度末は、コープ学園前で1人、コープなんごうで1人の計2人をパートナー職員として雇用することができ、累計ではコープ学園前2人、ディアーズコープいこま1人、コープなんごう1人の計4人が現在パートナー職員として活躍しています。