総代ってな~に?
わたしたちの「生協」って!
自分たちの「ねがい」を、力をあわせることで実現
- 生協は、共通の「ねがい」を実現するために、消費者一人ひとりが協力してつくり、運営している組織です。「こんな商品が欲しいな」「こういうサービスがあると便利だな」・・・そんなくらしの中で生まれるさまざまな「ねがい」を実現するために、自分たちでお金を出し合い、またそういう「ねがい」を意見として出し合いながら、さまざまな事業や活動をおこなっています。
- 生協の利用をはじめる時に、「出資金」を出したのを覚えていますか?これは、生協という事業組織に対して、「私もお金を出して協力します、その代わり、私も生協に対して意見を言う権利があります」という意味のお金です。皆さん一人ひとりが、「生協への出資者」であり、「生協のオーナー(所有者)」ということになります。
- 一人ひとりの力は小さいけれど、たくさんの人たちが協力し、お金を出し合うことで、立派に事業をおこなうことができます。自分たちがつくった組織ですから、自分たちの意見がよく通り、自分たちの「ねがい」が実現しやすくなります。そんな事業や組織があれば、くらしももっと楽しく、便利になります。これが生協という組織をつくること、そこに出資金を出し合って参加することの意味なのです。
生協の運営のしくみ
組織としての生協の意思決定と執行をおこなう「生協の機関」
以上のように、生協は組合員によって構成されていますが、組織としての意思をもち、活動をおこなっています。そのため、生協として何かを決定し、その決定にしたがって生協の運営と事業をおこなっていくための人や会議体が必要になります。そうした人や会議体のことを「機関」と呼び、生協法で定められた生協の機関を「法定機関」と言い、生協法では、3つの「法定機関」があります。
- 「総代会」:生協の意思を決定するための機関で、組合員の意思決定の最高機関です。通常年1回開催し、その年の予算や年間の事業・活動方針、役員の選出などについて審議し、議決します。
- 「理事会・代表理事」:理事会は、総代会で決定された意思に基づいて具体的な計画を決める執行意思の決定機関です。理事会で選定した代表理事が、生協の代表者として業務を執行します。そして、代表理事の業務執行の状況を理事会が監督します。
- 「監事」:生協の財産状況や、理事の業務執行が法令や定款にのっとって、かつ適正におこなわれているかどうかを監査します。
総代の役割
(1)総代って?
- 生協は、みんなのくらしを守り、よりよくしていくことを目的に、組合員の参加で運営します。運営は、毎年6月に開催する「総代会」で決定された年度方針をもとにおこなわれます。生協は、方針や計画など大切なことは全組合員が出席して、意見や要望を出し、組合員自身の判断で決めるのがよいのですが、全組合員が一度に同じ会場に集まり、議決することは実際には不可能なため、代表として「総代」を選びます。総代定数は510人で、2024年は548人に1人の割合で選ばれました。
- 総代は、組合員の声を生協の方針に反映させる役割があります。生協の経営や事業活動について知り、秋と春の地域別総代会議・エリア別総代会議・総代会に出席して、意見を述べてならコープとしての方針を決めていき、最高意思決定機関「総代会」の議決に参加します。そして、決めた方針のとおりにきちんと運営されているかを確認し、必要に応じて意見や要望を出します。
(2)くらしとともに変わっていく生協
生協はいつも、その時々のくらしとともにある、ということを大切にしています。時代とともにくらしが変化し、そのこととあいまって生協で取り上げるテーマも変わっていきます。また、くらしは一人ひとり違っています。一人ひとり違うくらしの中から、共通する「ねがい」を見つけ出し、皆に役立つようにしていくためには、いろんな人たちが生協にかかわること、ちょっとした「つぶやき」をたくさん拾い集めることも必要です。だからこそ、生協はできるだけたくさんの人たちの「声」を聴くことを大切に考えていると同時に、「ねがい」を実現するために総代としての役割を含むあらゆる機会での積極的な運営参加にご協力をお願いしています。
(3)総代になるには?
総代は、組合員であればどなたでも立候補できます。9月に総代選挙が公示されます。詳細は、各事業所及びホームページの掲示、あをがき9月号に掲載される選挙公示文書を参照ください。なお、総代の任期は10月から翌年9月までの1年で再任は妨げません。