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CO・OP 商品図鑑 日土不知火オレンジ(日土段畑デコ)
CO・OP商品図鑑
歴史と伝統の中で
 ならコープの不知火(しらぬい)オレンジを育む愛媛県八幡浜市日土(ひづち)町。平地がほとんどなく、人々はあたりの山を上へ上へと耕しつづけ、今では山頂に至るまで柑橘畑がひろがる。段々畑のような山肌には太陽が惜しみなく降り注ぎ、ほのかに感じる潮風の中で宇和海の照り返しが目に眩(まばゆ)い。
 明治期に植えられた八朔蜜柑の原種?が今も残る町。柑橘栽培の伝統は百年を超える。松山方面から八幡浜市街へ入るには「夜昼トンネル」という長いトンネルをくぐるが、秋の頃は壮観。トンネルを抜けた瞬間、道の両側に迫る斜面がオレンジの実りに包まれる。柑橘の雄・愛媛の中でも、この地域が恵まれた産地であることを実感できるだろう。日の丸みかんをはじめ、太陽と海の光が育んだ味の数々は、各地に根強いファンをもつ。
 今から24年ほど前、その地域に小さなグループが誕生した。名を果樹同志会販路開拓部会(日土果樹出荷組合)という。「既存の柑橘出荷・柑橘市場の枠組みではなく、生産者と消費者のための農業をもう一度考えてみよう」と集まったメンバーは、現在、会員数14名。平成14年からは「日土段畑そだち」と改名、ならコープからは不知火オレンジをはじめ蜜柑、伊予柑、清見オレンジで産直指定を受ける。いずれも有機質肥料を中心に農薬は愛媛県の慣行使用回数以下に留めた栽培。不知火オレンジや伊予柑などは収穫から選別・出荷まで手作業ですすめることが特長でもある。
不知火かデコポンか
 不知火オレンジは清見タンゴールと中野3号ポンカンを交配して長崎で生まれた。ただ、実のてっぺんに突起のようなデコが出ること、果皮も粗いことなど、外見上の理由から品種登録はなかったという。それが熊本県宇城市(旧・不知火町)で「不知火」と名付け栽培されるようになった。さらに熊本県果実農業協同組合連合会が一定の基準(糖度13度以上、酸度1度以下)を設けて「デコポン」と商標登録した。先の不知火はすでに愛媛県にも普及していたが、柑橘関係農協県連合会を経由せず、基準に満たないものをデコポンとして販売はできない。では、日土の不知火オレンジは・・・・?
 「デコポンでいうところの光センサーにはかけていません。しかし、地元農協管内の糖酸分析器で定期的に測定しています。糖度は1月上旬頃から13度程度はありますが、酸度はまだ少し高いので2月中旬頃まで貯蔵して出荷しています。その頃になると酸度は1度くらいに下がって、糖度13度以上、酸度1度以下の『デコポン』に劣らない味になっていると思います」生産者は生真面目に答えながら、「いっぺん食べてみなはいや。ようわかりますらい」と静かな笑顔をこちらにむけた。
ファクトリー
工程1
1. たいせつに育つ
収穫が近づく果実には白い袋をかぶせ、それが星を散らしたように見える。防寒のほか、鳥の被害から守る役目をもつ。
工程2
2.苦心の証
白い袋は筒状のストッキング素材でサンテと呼ばれている。急傾斜地の中、ひとつひとつに被せてゆく作業には大変な労力と人手を伴う。 
工程3
3.1月下旬に
収穫は通常、1月下旬頃から。イノシシの被害が多く、園地を鉄柵や網で守るところもある。最後まで生産者たちは気が抜けない。
工程4
4.恵まれた環境
「耕して天に至る」といわれる日土の山々。八幡浜で太陽にいちばん近い町は、宇和海にも近く絶好の環境だ。
工程5
5.定番のモノラック
トラックまでの集荷には、このようなモノラック(小さなモノレール)が定番。速度は遅いが、乗ってみると結構スリリング(汗)。 
工程6
6.倉庫では
生産者それぞれに倉庫があり、そこに収穫した不知火オレンジを保管・出荷する。まずは丁寧に袋を取り去ることから作業は始まる。 
工程7
7.丹念に仕分けて
袋がけをしていても、果皮にシミやキズがつくものもある(中身は問題ないが・・・・)。そうした選別をひとつひとつ手作業で丹念におこなう。 
工程8
8.味の調整も
晴天が続いた年は糖度が高くなる一方、酸味が残る傾向にもある。収穫時期や貯蔵期間を調整して「酸切れ」を良くする工夫に努めている。
coop商品図鑑

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