さんぽみち
ならコープ
事業所地図 サイトマップ
加入のご案内 総合案内 商品情報 ならコープ夕食宅配 コミュニティ 決算概況・社会貢献活動 採用情報 お問い合せ早見表
トップ >>  商品情報 >>  商品こだわり情報
line

関連項目
ならコープの商品事業の進め方
牛肉生産情報
農産物生産情報
商品Q&A
商品こだわり情報
食べる“なら”大和
コープ化粧品
CO-OPオーストラリアビーフについて

HOME
CO・OP 商品図鑑
CO・OP商品図鑑
歯ざわりの緑豆
 もやしは大豆、ブラックマッペ、緑豆の3種類がよく食べられている。この中でシャッキリ感、食べ応えに好評の声が高いのが緑豆もやし。ササッと炒めて塩コショウしただけでも、頬ゆるむ旨さと味わいがある。ただ、低価格野菜の代表的な存在だけに「どれを買っても同じなのでは?」とも思われがち。そこでコープがみなさんにご案内している緑豆もやしの製造現場を訪ねてみた。
腕の見せ所
 緑豆もやしの原料豆は、中国で生産する。歯ざわりのよさを求める上では、中国産が欠かせないといわれる。現地の畑での栽培管理が明らかな緑豆───それを兵庫県三木市の工場で栽培、出荷する流れだ。
 入荷した緑豆は丁寧に洗浄後、豆への吸水(仕込み作業)をおこなうことで、均一な成長をうながす。失敗すれば育成不良が発生する、たいせつなポイントだ。
 仕込みを終えると、巨大な槽の中に敷き詰めた緑豆が室(むろ)と呼ばれる栽培室へ移動。室は発芽からの日数に応じて複数あり、栽培担当者が長年培った経験をもとに生育環境を上手くコントロールする。そうして地下100メートルの地下水を浴びながら、もやしは白くて太く、シャッキリした「命の萌え=萌やし」へと成長を遂げる。
 種の持つ栄養分と水だけで成長するもやしに、化学肥料などの使用はない。けれどその栽培には「腕の見せ所」がたしかにある。

密かな工夫
 成長したもやしは、すぐさま加工場へ。要所に異物感知センサーを設けた作業ラインを、たいへんな量が流れてゆく。回転式ドラムで緑豆の豆殻だけを取り除いたり、鮮度保持のために冷却水を通したりと速やかな中にも密かな工夫が満載。
 最も目を惹いたのは、ほそい糸のような根を取り除く箇所。もやしをつぶさないように転がしながら小さなプレートにのせ、その細い溝にはさまった根が切れて取れる、繊細な作業。でも、このプレートを毎日どれほどの数のもやしが通るのかを考えると、ちょっと気が遠くなってしまう。
 低温下での鮮度維持に効果的な紙袋の使用など、まだまだ伝えたいコトがたくさんあるけれど・・・・ここで紙幅が尽きてしまった。あとはみなさんが手にして、その品質をぜひ確かめてほしい。
ファクトリー
1. 緑豆を洗浄
最初に緑豆を3段階で洗浄。2番目では85℃で約10秒間実施、緑豆を傷めず清潔を保つ。洗浄後は水を吸水させて成長速度をそろえる。
2.良質の地下水で
緑豆が発芽する室(むろ)は暗闇の中。散水機で水分を採りながら8〜10日で出荷となる。成長度合いに応じて複数の室を管理、均質な内容提供に努めている。
3.出荷に向けて
成長したもやしは、出荷に向けていくつかの工程を流れる。これは豆殻などを除去するライン。
4.デリケートな流れ
流水を泳ぎながらドラムの金網に豆部分がはさまり、こうして豆殻だけが抜け落ちる。
5.さらに繊細に
もやしの細い根を取り除くプレート。その溝に一本一本のもやしがはさまり、やわらかく転がされて根だけが取れるしくみ。
6.根取りの効果は
左が根を取ったもやしの姿。除去率は90%を超えるが、包材には「根の少ないもやし」と表示している。
7.センサーで異物を感知
ラインの各所にセンサーを設置、異物などの混入に対しても入念なチェックをおこなう。
8.包材への想い
共同購入ではおなじみの紙袋は、信頼と品質の証。袋の中身は見えないが、「呼吸する紙」のおかげで低温下では品質保持がずいぶんと違う。

line
Copyright (C) NARA COOP All Right Reserved.
line