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氷温域の魔法
 良質なたんぱく質や鉄分をはじめ、ビタミンB2が豊富な鯖。メーカーでは豊かな自然環境を保つといわれるノルウェー海域で獲れた鯖から、脂肪分20%以上のものを厳選して加工する。濃厚な旨味を備えた身───香ばしく焼いて、とろりと煮付けて───これからの季節、とてもうれしいごはんの友!
 ただ、冷凍で仕入れた魚は加工の際に「解凍」という関門がある。そう、ドリップの流出=旨味の損失。そこで鮮度と旨味を保つ方法として考えられたのが「氷温解凍」なる技法。
 しくみの発祥は鳥取県。20世紀梨を貯蔵する際のアクシデントから「氷温域」が発見されたのは30年以上も前のこと。以来、食品が凍り始める0度から氷結点までの温度領域(食品によって異なる)を活用して、今ではさまざまな食品がつくられている。
 メーカーでは鯖に最も適した氷温域で約3日間、鯖の細胞を壊さずにじっくり解凍。さらに、味をきめる甘塩の工程でも氷温域でひと晩。この「氷温熟成」では、旨味を増しながら鯖はまろやかな塩加減へと仕上がる。
 氷温域のしくみが、いかに生物の細胞を壊さないか・・・・一例として、0度以下の氷温水に金魚を放つ実験をメーカーで見せていただいた。ビーカーの底に横たわるソレは、死んでいるようにしか見えない。が、だんだん水温があがってくると、金魚は徐々に動き始め、やがて元気に泳ぎ回る。なるほど、ひと味ちがうものが出来るのも頷ける。
決め手の塩

 塩鯖と言えば「塩」が味の根本。商品はいろんな料理に使えるよう、まろやかな甘塩タイプになっている。しかしその味の柔らかさは、単に塩が薄いからだけでもない。古くから天然塩の産地として知られる中国・江蘇省(こうそしょう)連雲港。広大な塩田で約6ヵ月かけ太陽の熱と風の力だけでつくる結晶塩。それを、さらに6ヵ月の間に自然乾燥・熟成した天日塩を使っている。
 一説に77種類ものミネラル分を含むといわれる、体にやさしい塩。塩かどがまるく、なにより鯖の味付けにピッタリで、塩鯖づくりの中心を突くものといえる。
 この商品が組合員のみなさんに伝えたいコト・・・・それはきっと舌に美味しく、心にうれしい味にちがいない。 

ファクトリー
1. 氷温解凍で
原料鯖(冷凍)を解凍する氷温解凍庫。約ー1度で2泊3日かけてじっくり解凍。細胞を壊さず鯖の旨味を逃さない。
2.脂のりのよさ
きれいなカタチでみずみずしく解凍した鯖。脂のりが20%以上のものを厳選して仕入れる。
3.いよいよ加工
まずは頭と中骨を取り去り、大きな切り身にしてゆく。この工程は機械で作業することができる。
4.スプーンで丁寧に
内臓などは一尾ずつスプーンで丁寧に除去する。たいへんな数量を的確にさばいてゆく。 
5.氷温熟成へ
塩水で洗浄、フィレ状に完成した鯖。規定の重量に切り分ければ氷温熟成がはじまる。
6.ひと晩寝かせて
氷温熟成庫内でひと晩寝かせることで、旨味が増したまろやかな味の塩鯖に仕上がる。
7.仕上げの急速冷凍
手をかけて熟成させた鯖の旨味を逃さないため、大型の冷凍機で急速凍結する。
8.包装して出荷へ
急速凍結した直後に、このような包装機ですみやかに作業をすすめて商品が完成する。

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