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CO・OPベーシック たまごスープ
CO・OPベーシック たまごスープ
カンタン良質
 すでに多くの組合員が支持する今回の商品。白あえベース、酢の物ベースともにそのままでも食べられる完成度。加えて、お気に入りの具材を混ぜるだけで見事に手づくりの一品となる便利さがウケている。
 「きちんとした家庭料理をつくりたい」「忙しくて手間がかけられない」─ 仕事と子育てに頑張る多くの家庭が抱えるこの矛盾。そんな組合員の声に応えようと登場したベストセラーだ。
基本に忠実な製造
 カット野菜などをボイル、調味液で味付けして、すりのばした豆腐と充填。袋のまま加熱殺菌・冷却して完成と、白あえベースの工程に複雑さはない。しかし、その白あえを家庭でつくるとなれば・・・・豆腐を裏ごししてすり鉢に入れ、調味料を加えながら味加減とかたさをたしかめつつスリコギでなめらかになるまですりつづける・・・・手間な上に結構ムツカシイのだ。
 工場では国産大豆が原料のもめん豆腐をどっさり用意。水切れよく、すりのばしに最適な専用品。ねりごま、砂糖、なたね油など独自の工夫でアレンジした調味液を加えてすりのばせば、香ばしさとコクを備えた生クリーム状に。
 下処理を終えた具材とともに充填すれば、加熱殺菌処理へ。60日間の冷蔵保存が可能になる上、この工程で袋に詰まった材料の味が調和する一石二鳥のしくみ。最後に冷却処理を経て出荷となる。
 酢の物ベースは良質な緑豆春雨をもどして、白あえベースと同じように下処理した具材と混ぜれば完成する。具材の内容や味付けは異なるものの、釜や充填機などに大きな違いは見あたらない。充填後の加熱処理のしくみ、最後の冷却もおなじだ。食感のポイントである緑豆春雨のもどし方には大きなノウハウがあるけれど、それはメーカーの企業秘密。
 それぞれの製造工程を見て感じるのは、材料を惜しまず基本に忠実なつくり方であったこと。多くの人気商品とおなじ要素を、今回の商品も備えている。 
野菜がおいしい!
 白あえベースは温野菜(ほうれん草、オクラなど)や生野菜(パプリカなど)を好みの量だけ加え、美味しく食べられる点に大きな価値がある。それは酢の物ベースもおなじ。レタスやトマトの上から酢の物ベースをザッとかけまわして、モリモリ野菜を食べるとの声も聞く。
 ただ、酢の物ベースは冷蔵庫で冷えすぎると緑豆がポソポソしてしまうことがあるのでご注意を。そんな時は、袋ごと約3分湯せんして冷水にさらせば食感がよみがえる。
ファクトリー
1.原料が語る旨さ
原料のもめん豆腐は国産大豆100%使用。製造事情でサイズは大きいものの、内容は市販品とおなじ。水きりしやすく、なめらかなのがポイント。
2.巧みな「すりのばし」
手づくり感の再現にこだわった釜で豆腐をくずして練りあげる。ねりごま、砂糖、なたね油などを加えて生クリームのような仕上がりに。
3.顔がほころぶ味
さらに粗ごしして完成。この状態で、かなりの美味!!。
4.調味液も釜仕立て
ひと釜ごとに製造する調味液はうまさのかなめ。
5.具材との混合
予め工場内でボイル加工した具材に、調味液を和えてゆく。
6.袋詰めの前に
具材の内容に偏りがないように、手作業で仕分け・投入するライン。
7.袋詰めの瞬間
自動充填機の様子。具材を投入後、ペースト状の豆腐を注入。
8.殺菌と味の仕上げ
最後に加熱殺菌。この加熱工程ですべての味がひとつになる。


歯触り・のどごしがよい緑豆春雨
具材を混ぜる
酢の物ベースの仕分け・投入ライン
具材が落ちてゆく下に・・・・
自動充填機がある
加熱殺菌後は白あえと同じく冷蔵へ

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