商品の特長
青森県南部特有のやませ(山背。春から秋に吹く冷たい季節風)によって、夏は冷涼な気候を保つ東北町周辺。そのおかげか、農薬を使うことも比較的少なく、肥えた漆黒の畑地では作物がよく育つ。地域の名物・長いもと並んで多数集荷されているにんにくは、大産地・青森の在来種「福地ホワイト六片」から選び抜いて栽培したもの。とても粒が立派で、外国産とは大きさがずいぶん違うように見える。
9月下旬〜10月中旬にリン片(小さな一片)を植え付けして、収穫を迎えるのは翌年の6〜7月頃。大玉で実が良くしまり、白い象牙のようなかがやきとコクのある深い味わいが自慢だ。
元気の素?
疲労回復やスタミナといえば、誰もが思い浮かべるこの食材。古代エジプトでは、ピラミッド建築に従事した人々が相当な量のにんにくを消費していた・・・・中国では、真冬でも薄着で厳しい労働に耐えた人々を調べたら、にんにくを沢山食べる習慣があった・・・・と、逸話にも事欠かない。原産地は中央アジアで、インド〜中国〜朝鮮半島を経て我が国へ。千年以上前の医学書「医心方」には、にんにくを使用した処方箋がすでに紹介されている。
体内吸収が容易ではないビタミンB1群の吸収力を大幅にアップさせる働き─それが、にんにくがスタミナの素だといわれる大きな理由。にんにく自身にもビタミンB1が含まれ、食後の体内持続性はかなり期待できそう。たいへん高い殺菌力があることも、雑菌対策などでは期待の要素。昔は、風邪対策や整腸作用に重宝した。毎日食べると体によい食材だが、適量だけは守りたい。強力な殺菌作用をもつ故に、おなかを壊しては元も子もない。
醤油や味噌で
適当な大きさのビンに、皮を取り除いたにんにく片を詰め、醤油で満たす。冷蔵庫に入れておけば、うまいにんにく醤油(&醤油漬)ができあがる。その醤油に、一味唐辛子・ごま・ごま油・みりん・砂糖を加えてアレンジ、牛の赤身の美味しいところをチョイとあぶって漬けダレに。
はたまた、同量の玉ねぎ・にんにくをすりおろして油でよく炒め、赤味噌・砂糖・酒を加え弱火でよ〜く練りあわせて(赤味噌500グラムで、にんにくは120グラムをめやすに)。20分、焦がさないようにできれば、ごはんがモリモリうまい万能調味料のできあがり!