青空と地平線
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とれたてのコーン
工場からもっとも遠い畑でも、わずか30km。収穫してから約1時間後には工場で加工がスタートします。おおむね刈り取りから約4時間後には、冷凍処理まで完了の鮮度です。 |
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丁寧な選別
自動ブラシ(ハスカー)での皮むきが終わったコーンは、キズ・カビ・汚れ・サイズをすぐさまチェック。実はこの後も、目視選別の作業が各工程でおこなわれます。 |
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「つぶ」にするライン
すでに2度の検品を終え、シャワー洗浄したコーンをいよいよ「つぶ」にしてゆくラインです。作業者は手元の筒型専用カッターにコーンをくぐらせてゆきます。 |
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その「ひとつぶ」を・・・・
粒状になったコーンを、すぐさま目視選別。「ピッキング基準」で指定されたものを根気よく取り除きます。この後、蒸し加熱・冷凍へと工程がすすむ中でも、選別作業がありました。 |
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雄大な十勝平野の一角を占める士幌町。今年4月、雪解けをむかえたばかりの畑には、多数の白鳥が舞い降りたという。めあては大地にこぼれたまま残ったトウモロコシの粒。そのめずらしい光景は、ニュースにもなって伝えられた。
飼料用作物だけではなく、このあたりでは食用スイートコーンの栽培が盛んだ。収穫期をむかえるのは8月下旬から9月中旬頃。すいこまれそうな青空の下、太陽を浴びてひかるトウモロコシの葉群がつくる地平線。その中では、小山のような収穫用トラクターも豆粒のようにしか見えない。
地表から80センチほどで実るトウモロコシは、トラクターのフロントにある巨大な円錐形のフォークで梳きあげるように収穫する。「CO-OP 北海道つぶコーン」は、そのとれたてを、すぐそばの工場で加工する。
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おいしさのポイント
皮を取り去り、粒状にする。それを加熱した後、冷凍する。製造のあらましを言えば、商品の加工に複雑な調味や加工はない。収穫から工場入荷まで約1時間。おおむね4時間後には凍結を終えるという処理の速さ。それが鮮度とおいしさにつながる。
ただ、それは地理的条件の良さだけではない。種まきは1日に加工できる最大量を考え、その収穫時期を迎えるために計画。生育状態の確認や施肥など、その後の栽培管理も生産・加工が一体となって取り組む。「そのような過程があるからこそ」と、メーカーは力説する。
さらに。工場では比重選別をして、中身のぎっしり詰まったコーンだけを選ぶように注意する。加熱は「蒸して」おこない、うま味や栄養分が逃げてしまうことを防ぐ。
工程の段階ごとにおこなう目視選別作業も、味のよさへのポイント。「100%の選別は到底不可能」としながらも、明確なピッキング基準を定めた作業(ラインによっては写真入りで取り除くべきものを丁寧に指示)には好感がもてる。
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閑話ですが・・・・
ところで、士幌ではビン入りの地プリン(?)が販売されている。で、この味が・・・・特にビンの上3分の1くらいの部分には「おっ!」と声が出てしまったのデシタ。
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