なめらかさの主役
|
まずは具材の処理から
7つの具材は、それぞれ個別に処理。これは、直前で皮むき・洗浄を終えたたまねぎを刻んでいるところです。 |
|
揚げる前はこんなカタチ
7種類の具材、粉末状大豆タンパクなど、すべての原料を練り上げると、こんなカタチになります。 |
|
商品らしくなりました
きれいな油で揚げた直後のひろうす。ずいぶん商品らしい様子になっています。この後、スグに蒸しラインへと入ります。 |
|
ラインの全景
これがラインの全景。フライ・蒸し・冷却を終えたひろうすは、冷凍・包装などを経て完成します。 |
|
たとえば、お豆腐屋さんなどで見るがんもどき(ひろうす)。その多くは豆腐をくずしてつくる。豆腐の旨味やコクはあるものの、食感はややパサつき気味。
これにくらべると「CO-OP 七菜湯葉ひろうす」は、ずいぶんと舌ざわりがなめらか。そのヒミツはメーカー独自に製造する粉末状大豆タンパク。大豆にふくまれているタンパク質だけを取りだしたこの原料は、無味無臭に近く、さまざまな加工品に応用されている。栄養面でも卵や牛乳とおなじくアミノ酸バランスに優れているそうだ。
この粉末状大豆タンパクを乳化させることで、思わず微笑んでしまいそうな食感が生まれた。7種類の具材を丁寧にこまかく刻み込んだのは、野菜嫌いの子どもたちへ「食べやすさ」を提供したねらいもあるけれど、この食感への配慮も大きい。
良好なダシの「しみ具合」とともに、一度手にするとやみつきになりそうな味わいだ。
●
揚げ工程にも工夫
商品の製造工程をごくカンタンにいうと、各原料の処理/混合と成形/揚げ、蒸し/冷却・冷凍/包装となる。工程上の企業ヒミツは成形あたりに・・・・でも、消費者にとってポイントになるのは揚げ(フライ)の加工になるのだろう。
商品は冷却・冷凍などの工程を経て完成するため、油が固まってしまわないことが必要。また、主原料の大豆タンパクと相性の良いこともポイントだ。そこで、揚げ工程には菜種油を採用。濾過したものを継ぎ足しながら、常にきれいな油で揚がるように工夫されている。だから、家庭で油抜きなどしなくても、スグに美味しく食べられる。
●
和風にも洋風にも
今回もメーカーのご協力で、多彩なアレンジメニューを掲載している。和風の素材として使えるのはもちろん、洋風のレシピにも無理なく使えることを改めて実感した。チリソース(ケチャップ)とベーコンを使ったパコラ風しかり、トマトの熱々チーズ焼きは、ぜひ一度おためしを。この季節、どちらもビールの友には最高だが、同時に子どもたちも大喜びしそうな一品だ。世代を問わずに愛されること・・・・まさに、ロングセラーにはワケがある。
|