デビューの意味
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ヨーグルトの調合
ヨーグルトの原料を調合しているライン。衛生的な処理をおこなうため、外観からは中身の想像もつきません。 |
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発酵の様子
これは後発酵と呼ばれる工程のタンク部分。ピッカピカのタンクの中で、ヨーグルトはどんなふうに発酵しているのかなぁ? |
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充填の現場
よく見えず申し訳ないのですが、コレがヨーグルトを充填しているところです。発酵品なので、作業も慎重です。 |
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地域との交流も
取材中に出逢った、地元の幼稚園児たち。やさしい職員にガイドされて、みんなゴキゲン。こういう工場って、いいですね!! |
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京都生協やコープしがへ産直牛乳を提供、ならコープではシュークリームやバターなどの「白バラ」ブランド商品でおなじみの大山乳業農業協同組合。生協との取引では実に37年以上の歴史をもつ。その長い歳月の中ではエピソードも多彩。たとえば、こんな話がある。
乳価の下落により、大山乳業がピンチに立たされたことがあった。当時、産地交流していた生協の組合員は、懇談会や交流会を通して生産者を励ましつづけたそうだ。また、積極的に商品を買い支えることで産地を応援した人も多かったのだという・・・・かつて生協が盛んにアピールした「顔が見える産直」という言葉を知らない読者には、ピンと来ない話かもしれない。けれども、こうした逸話はめずらしいものではなく、むしろ全国の生協・産直取引でよく聞く類のものだったといえる。
そうした信頼関係の上で多くの組合員が交流を重ね、育てた産地・メーカーの商品は、総じてクオリティが高い。大山乳業も、また然り。たとえば「大山のバターには目がない」なんて、ならコープの組合員さんもきっといるだろう。ただ、生協に加入する組合員が増えつづけるに従って、いろんな要望が出てくる。とりわけ若い世代の組合員にとって、安心・安全は「他でもやってる」ことであり、「毎日・おいしく・低価格」を求める声は高い。品質が良いのはわかっていても、気軽に手を出せる価格でなければ意味がない。
さて、ずいぶんと前置きが長くなってしまったが・・・・今回登場する商品は「まさにその核心をつく」ものとして、デビューを果たしている。
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産直クオリティ
内容量500グラムで138円。「エブリディ・ロープライス」CO-OP プレーンヨーグルトは(商品開発時点・生協商品の中で)最高の低価格を実現。料理やデザートづくりにも幅広く使える機能性・従来の産直取引を生かした品質管理と安定供給・原料の一部に産直牛乳をぜいたくに使うことで「産直クオリティ」を配することに成功した。特に20%を占める牛乳は、加熱殺菌した牛乳・加工乳ではなく、搾乳したものを加熱殺菌していない「生乳」を原料として使用。乳脂肪分が3.0%ということもあり、その味わいは非常に澄みきった、軽いものへと仕上がった。毎日の食卓で飽きることなく利用でき、しかも、この低価格。若い世代のみならず、多くの組合員から支持を得る日は近いかもしれない。
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