餃子つれづれ話
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しっかり洗浄
一次加工場で洗浄した野菜は、根の部分などを落とした後、専用コンテナで運ばれてきます。餃子加工場でも二次洗浄をおこない、原料として使っています。 |
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旨み・コクの豚肉
左が背脂、右側が赤身主体のミンチ原料です。このふたつを上手にミックスして餃子の美味しさを演出しています。鹿児島県産はやっぱり違うのかナ? |
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餃子の皮のモト?
餃子の皮は、こんなロール状になって加工機にセットされます。これが薄く、まるくなって具を包むワケですが・・・・詳しいコトはヒミツです。 |
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完成した餃子
完成した餃子が、蒸し機のラインへと流れる場面。写真には写っていませんが、側では作業員さんが出来具合などを厳しくチェックしています。 |
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中華料理店やラーメン屋さんはもちろん、台所の手軽な惣菜としてすっかり定着した餃子。総務省統計局の家計消費指数(参考結果・平成18年10月分/二人世帯以上)のデータをのぞいてみると、「ぎょうざ」の項目がちゃんと載っている。全国平均の値では、しゅうまいの倍以上。やきとり、ハンバーグやコロッケ、カツレツとくらべてもポイントが高い。
関東方面には餃子の街と呼ばれる都市があり、宇都宮市や静岡市があがっている。JR宇都宮駅の前には餃子像まで設置され、市内には餃子専門店が200くらいはあるとか。ほかにも福島市(飯坂温泉)・浜松市・神戸市など、独自のスタイルをもつ専門店で知られる街や地域が結構ある。日本の餃子を訪ね歩く・・・・そんなプランで旅してみることを想わせるほどの充実ぶり。
もはや日本のおかずに欠かせないといえる餃子。ただ、中国では水餃子が一般的で、子ども時代を満州ですごした作家のエッセーによれば、主食に近いものだという。
調理法に目をむければ、スープ餃子・蒸し餃子・揚げ餃子と、バリエーションは豊富。居酒屋でおなじみの手羽先餃子をはじめ、薄焼き卵で具材をくるんだ卵餃子など、皮の変化も多彩。でも、基本はやっぱり手軽で安くて、そして美味しい焼餃子になるのだろう。
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コープの焼餃子
商品を製造するのは(株)ニッキーフーズ。1965年に(株)大阪ワンタン本舗として創業、餃子やしゅうまい、中華点心類の食材を幅ひろく手がけている。共栄会の試食会などで、お馴染みの読者も多いだろう。
すでに上記でも説明しているが、この商品、ほんとうに内容を損なわずに低価格を実現した。具材は鹿児島県産の豚肉、国内産の鶏肉やキャベツが中心。皮の生地には国産小麦粉だけを使っている。
「組合員さんにご案内する価格以上の材料でつくっています。この商品とおなじような内容で、この商品よりもずっと高価な商品がありますよ」とは、メーカーのコメント。具体的な理由を明かすわけにはいかないけれど、低価格のポイントは「数多くを確実にご利用いただけること。その見込みに基づいて製造ラインなどを工夫できた」ことにある。近頃はとんと聞かなくなった「利用結集」という言葉を、改めて実感させる商品が登場した。
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