牡蠣は・・・・
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とれたてを加工
目の前の海で水揚げされた牡蠣は、すぐさま殻むきの現場へ。ひとつひとつ手作業で確実に身を取り出した後、マイナス40度の急速冷凍で保存します。 |
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鮮度・味、ともによし
コープ商品の原料牡蠣は、最も美味しい春頃に水揚げされたものだけを使用。バラ凍結での保存も申し分なく、鮮度・味、ともに良好です。 |
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人の「目」でチェック
冷凍原料は、作業員がカタチや大きさなどを丹念にチェックしてゆきます。食べる人に喜ばれる大きさ・品質を、いつも目指しての製造です。 |
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マシンの「目」でチェック
細かな貝殻などは、人の目で発見することができません。金属探知機でも見つけられない有機物も、X線モニターなら発見が可能なのです。 |
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ある夏の日、牡蠣の種(幼生)は人知れず海に現れる。それは突然のできごとだと言ってもいい。情報はすぐさま飛び交い、やがて海上には数々のいかだが浮かぶことになる。いかだにはホタテ貝の貝殻がたくさん吊されている。運良くそこに牡蠣の種が漂着していれば・・・・成果の有無は、たった1枚の貝殻を拡大鏡や顕微鏡でたしかめるのみ。その1枚に漂着していなければ、のこりすべてに可能性はない。牡蠣には、そんな不思議さがある。
倉橋町(倉橋島)に広がる海は、とても美しい。そして干満の差が大きい。この潮の満ち引きが、捕らえた牡蠣の幼生を適度に鍛え、きれいな海水が美味しく育てる。浜の浅瀬で1年ほどもすごせば、沖のいかだへと移動。長さ10メートルほどのワイヤー線につながれた牡蠣は、ゆったりと潮の流れに身をまかせ、ふくよかに旨さをたたえてゆく。
種の入手も、その後の育成も、すべては海が決める。なるほど牡蠣は「養殖」されている。けれど人の手が加わるものとは、ずいぶんと趣がちがって見える。
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コープの牡蠣は・・・・
商品を出荷する倉橋島海産(株)の大きなポイント。それは、目の前にある漁場の漁業権をもち、収穫から加工まで一元管理できること。取材中では、こんな「実験」もみせてくれた。
ふたつの皿には72g・73gの牡蠣のむき身がのっている。72gの牡蠣はそのまま、73gの牡蠣は水に浸けて、それぞれ30分おく。72gのものは68gに重さが減る。けれど水に浸けた73gの牡蠣は93gにまで重さが増える。さて、これを2分間ボイル。すると・・・・結局どちらもおなじ重さに縮んでしまう。ただ、味には大きなちがいがでる。水に浸けた方はコク・旨みがない。あれほどプクプクにふくらみ、充実していたものが、一気にしぼんで美味しくない。
「これは、あくまでもひとつの実験です。もちろん、私ども倉橋島海産では、牡蠣の育成から加工出荷までをすべて自社管理していますから、こうした現象は考えられません」
美しい海で育ち、打ち子さんたちが一生懸命に殻を割ってゆく牡蠣。滅菌した海水で洗って、丁寧な選別と検品がなされる「CO-OP冷凍かき 大粒」には、安心の美味しさがつまっている。
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