さんぽみち
ならコープ
事業所地図 サイトマップ
加入のご案内 総合案内 商品情報 ならコープ夕食宅配 コミュニティ 決算概況・社会貢献活動 採用情報 お問い合せ早見表
トップ >>  商品情報 >>  商品こだわり情報 >>  2005年度バックナンバー >>  商品こだわり情報
line

関連項目
ならコープの商品事業の進め方
牛肉生産情報
農産物生産情報
商品Q&A
商品こだわり情報
食べる“なら”大和
コープ化粧品
CO-OPオーストラリアビーフについて

HOME
COOP商品図鑑
「おいしいところ」だけを味わう。

晴れた日には息をのむ美しさをたたえる
北海道・大沼公園。
その北に位置する八雲町をふくめ、
函館周辺の牧場から届く
ロイヤルファームの牛肉。
「特に変わったことはしていない」
「あたりまえの事に忠実でありたい」
関西では見ることのない自然の中で、
言葉を飾ることもなく語る
生産者や牧場関係者。
この夏、その現場に足を踏み入れた。

調理例
写真は、今回登場の商品を使った調理例
左下から時計回りで/ローストビーフのマリネサラダ・焼肉・牛肉とごぼうの煮込み・チーズと牛肉の包み焼き
大沼公園
水と緑の調和が素晴らしい大沼公園。
駒ヶ岳山麓につながる
道内でも屈指のリゾート地だ。
商品の特徴は
良質な粗飼料で健康な肉を
北海道南部で生産される良質な粗飼料と厳選された飼育原料で
「健康な」牛肉を提供。
適度な脂肪と肉のしまり
肉の美味しさには脂肪の質・肉の保水性がポイント。
ロイヤル牛には適度な脂肪のかたさと肉のしまりがあり、
味わいを保ちながら「くどさ」がない仕上がりに。
 


環境と健康、そして安心が育む味の良さ。
すこやかに育った牛肉には、
噛みしめるほどに滲み出るコクと旨味があります。
安全な肥育・手頃な価格・豊かな味わいと、
三拍子そろったロイヤルファーム牛を、ぜひ、おためしください。
ペンケル牧場の遠景
今回取材した牧場のひとつ、ペンケル牧場の遠景。

 

自家栽培飼料

1.自家栽培飼料
牛に与える干草は自家栽培もしています。
良質な粗飼料で牛がすこやかに育ちます。

牛舎

2.牛舎
たいへん通気の良い牛舎。
適度な頭数でストレスを抑えた環境です。

すこやかに育つ

3.すこやかに育つ
どの牛も身体に汚れがなく、毛も ツヤがあります。
瞳もいきいきしています。

足元

4.その足元は・・・・
牛舎に敷くおがくず。
これがいつも 清潔に保たれていることが、実は大きなポイントになっています。

寝そべる牛たち

5.寝そべる牛たち
昼下がり、寝そべってのんびり過ごす牛たち。
手間をかけた敷料の交換があってこそ、この環境が維持されます。

牛舎の天井付近

6.頭の上には・・・・
牛舎の天井付近にはファンがズラリ。
極めて通気の良い牛舎ですが、さらにファンの設置で環境を良好に保ちます。

良質牛の証明

7.良質牛の証明
枝肉に処理後、牛肉の等級は写真の箇所で判断されます。
ロイヤルファーム牛は良質な規準のものを多数出荷してきました。

一次加工も万全

8.一次加工も万全
原料肉は、地元のベテラン作業員の手によって一次加工されます。

 

きっと秘策が・・・・

 消費者が求める牛肉とは何だろう?
 そのためには、何をすればよいのだろう?
 味や安全性は、高額な飼料を厳選、飼育経費に糸目をつけなければ可能だ。さらに高価な和牛種を使えば、旨すぎて誰もが笑顔の商品になる。
 でも、価格がハンパじゃない。
 ならば、いろんな知恵も必要になる。まず、短期間の内にまるまると太らせよう。うまくすればエサ代が浮いてくる。牛の飼育では常にエサ代が大きな負担。これは大きい。
 1棟の牛舎になるべく多くの牛を密飼いすれば効率アップ。おなじスペースで年間の出荷頭数だけが上がれば、牛舎の建て増しもせずにすむ。
 ただ、そうした環境では牛がストレスにさらされてしまう。衛生面でも手がまわらない上に、健康も心配だ。薬剤の投与である程度はフォローできるのだろうが、要は美味しいモノにならない。
 手ごろな価格で旨い牛肉をつくること・・・・そのためには、きっとさまざまな「秘策」があるのだろう・・・・ロイヤルファームを訪ねる前、そんなコトを考えていた。

牧場での現実

 ロイヤルファームの事務所を訪ねて、さっそく肥育の特徴やポイントを質問。ところが何を聞いても
「特に変わったことは・・・・ね?」
どうも、ノリがわるい。ね、と聞かれてもこちらが困る。函館まで飛行機を使い、さらにレンタカーを飛ばしてきた心に、みるみる黒い雲がわきおこってきた。
「まあ、詳しいことは明日、牧場で・・・・ね?」
 結局、期待していたような話を聞くこともなく、その日は終わってしまった。
 翌日は、地元でも滅多に見ないという夏晴れ。かなり暑い。牧場へ踏み込むと、まず「ニオイ」のないことに気づかされた。壁の部分が開け放たれた牛舎に、毛づやのよい牛たち。みんなイキイキと大きな瞳をむけてくる。
 さらに。
 足元の敷料(おがくず)が汚れていない。かなりマメに交換しないといけないが、小型のブルドーザーを使っても相当の手間と費用がかかる。おまけに、牛が密飼いされていない。だから、昼下がりになるとフカフカの敷料の上で、いっせいに牛たちが寝そべりはじめる。天井付近には大型のファンがズラリ設置され、建物自体の通気の良さと相まって、湿度も抑えた環境だ。これほどストレスのない環境で肥育された牛なら、その肉質の良さも想像できる。
 そうして、のんびりゆったり飼われている牛の飼料にはモネンシン(飼料に添加する薬剤の一種)を使っていないという。この薬品の使用停止は畜産農家にとってたいへん勇気がいる。なぜなら、国から使用を禁止されているわけでもない上に、牛の内臓強化には大きな実績があるからだ。
 ヒミツのハーブ類や生菌剤。2年の試行錯誤を経て、まったく自然な飼料づくりに成功した。季節ごとに「飼料会社と密の調整」もはかりながら、すこやかな牛肉づくりは順調だ。
「あたりまえのことに忠実でありたい。それは決して、特別なことではない」
 ナルホド・・・・言葉ではなく、見ればわかるということか。想像とはちがったけれど、安心で美味しい牛肉づくりは、今日も着々とすすんでいるにちがいない。

 

山川牧場の山川さん父子
料理をご提案いただいた
山川牧場の山川さん父子
今回はロイヤルファーム牛生産牧場のひとつ、
山川牧場からご提案いただいた、特製メニューをご紹介!!
牛肉の良さと特徴を知り尽くした生産者ならではの
美味しさ発見レシピです。
見た目も華やかなローストビーフのマリネサラダは、
ひと口ごとに野菜と牛肉をグングン美味しく。
シチュー用のコロリとした肉でゴハンをほおばる
牛肉とごぼうの煮込みは、思わず笑顔の一品です。
利用するたびにその良さが分かってくるロイヤルファーム牛。
みなさん、どうぞリピートよろしく!!
ローストビーフのマリネサラダ
◆ローストビーフのマリネサラダ(2〜4人分)
■材料
ロースやモモなどのかたまり肉…500g、
生野菜…適量、
香味野菜…玉ねぎ1個・人参1/3本・セロリ1/2本、
塩・こしょう・おろしニンニク…適量、
マリネ液
■作り方
(1) 牛肉に塩・こしょう・ニンニクを少量すり込み、タコ糸で縛る。
(2) フライパンに油を敷き、中火で肉全体に焼き色をつける。
(3) 香味野菜をザク切りして、オーブンの天板に並べる。その上に牛肉を置いてサラダ油をかけ、180度で20分ほど加熱。途中、必ず1〜2度は肉を回転させて、熱の伝わり方を均一に。
(4) 焼き上げた肉のあら熱をとり、冷蔵庫で冷やす。その後、薄切りして市販のマリネ液に浸す。
(5) 器に好みの生野菜を盛りつけ、ローストビーフをのせて完成。
牛肉とごぼうの煮込み
◆牛肉とごぼうの煮込み(4〜5人分)
■材料
牛肉(カレーシチュー用)…500g、
ごぼう…150〜200gを目安に好みを適量、
調味料…醤油大さじ5・砂糖30g・みりん大さじ5、好みで粉山椒を少々
■作り方
(1) ごぼうは洗って皮をむき、4〜5センチ大に切ってアクを抜いておく。
(2) 牛肉をヒタヒタより少し多めの水で火にかけ、煮立ってきたらアクをとる。
(3) アクを除いた鍋の煮汁を1200cc残して(あとは捨てる)、ごぼうと調味料を入れる。
(4) そのまま落としブタをして30分くらい煮込む。煮汁が少なくなったらフタをとり、煮汁がなくなるまで煎りつける。
(5) 器に盛り、好みで粉山椒をふる。

WRITER/村上 実樹   PHOTO/(株)田部井デザイン
line
Copyright (C) NARA COOP All Right Reserved.
line