2026.05.05
2026年NPT再検討会議:速報5日目
ユースフォーラムでの活動報告とデジタル技術による継承
28日は、国連本部で開催された「平和首長会議ユースフォーラム」に参加しました。また、東京大学・渡邉研究室によるデジタル技術を用いた「継承活動の可能性」の報告、日本被団協とアルバニア政府との懇談にも参加しました。
広島市と長崎市の市長が中心となって設立された「平和首長会議」によるユースフォーラムが開催されました。広島の高校生や、他国で活動する20代の若者たちが集い、核兵器廃絶に向けた平和教育の事例や、核抑止に頼らない平和のあり方について議論しました。
日生協からは大学生協連理事の佐藤佳樹さんと私が発表し、大学生の平和活動「peace now!」や、ならコープの「ヒロシマの旅」などの取り組みを報告しました。他国でも「微力だけど無力じゃない」、「小さな1歩でもいつか大きな力になる」という思いで活動されている方が大勢いることを知り、同じ気持ちを共有する有意義な機会となりました。
有機エレクトロニクスや有機半導体を研究している東京大学・渡邉研究室との企画では、戦争の記憶の継承活動にデジタルアーカイブを用いて歴史的資料を活用できる様々な事例を、研究者の方々に教えてもらいました。被爆者のストーリーマップ(地図をベースにした物語)の作成やマインクラフト(創造型ゲーム)を活用した小学生向けの学習ワークショップのほか、VRを活用した戦災の追体験技術などの紹介がありました。特にVRの活用を研究されている小松さんによる発表は、映像や写真に残された戦災の記録を仮想現実として体験するというアプローチが印象的でした。
アルバニアは西バルカン半島に位置する国で、2009年からNATOに正式加入しています。そのアルバニアと被団協との懇談会では、アルバニアの国連関連NGOであるPassway to Peaceに関連する政策、そしてNATOへ核軍縮を提言するために、来月に控える国会での被団協による被爆証言が要請されました。アルバニアは非核兵器国として軍備を抑えつつ、特に過去に化学兵器を廃棄した実績で軍縮の観点でも注目される国と言われており、この懇談に立会うことができて大変心強く思いました。
明日はいよいよ活動最終日、日本被団協と原水協、原水禁、日生協による合同企画や本会議傍聴などが予定されています。限られた時間の中、一つひとつの機会を大切にして、得られる気付きや視点をしっかり持ち帰りたいと思います。
矢﨑友萌






