今こそ 聴こう!考えよう!行動しよう!核兵器禁止条約締結の実現に向けて

9月30日(土)奈良商工会議所中ホールにて、「ピースアクションinなら2017」を、奈良県、奈良市から後援をいただき、ピースアクションをすすめる会(奈良県生活協同組合連合会、ならコープ平和の会、ならコープwithユニセフの会)主催で開催。68人が参加し、核兵器廃絶の重要性を考え、平和への願いを共有しました。
 
今年7月に国連総会で核兵器禁止条約が採択され、9月には50以上の国・地域の署名があり、発効に向け進みだしました。これを受け、核兵器禁止条約と核兵器をとりまく世界情勢について学ぶこととし、公益財団法人広島平和文化センター常務理事岩崎静二氏の講演がありました。岩崎氏は、第3次大戦瀬戸際の危機がこれまでに10回以上もあったことや1,000回を超す事故があったことなどに触れながら、核兵器のリスクを指摘、核軍縮がすすまない理由と核軍縮に向けた国際社会の動きについて詳しく説明されました。残念ながら条約には核保有国と核の傘に依存する国は参加しない立場ですが、幅広い議論で多数の国の参加を広げることが大切と話されました。

 

「ピースアクションinなら2017」を開催しました
「ピースアクションinなら2017」を開催しました

続いて、ヒロシマで被爆された県内在住の松本有紀江さんが自身の被爆体験を語り、大学生による平和活動「ピースナウなら」実行委員長の長久実由さんから、今年6月に開催された奈良の戦跡をめぐり戦争と平和を考える「PeaceNow!奈良2017」の報告がありました。広島県出身の長久さんは “今日の聞き手は明日の語り手”という言葉を紹介し、平和について周りの人と語り合ってほしいと呼びかけました。
 
最後に「ピースアクションをすすめる会」メンバーが、この日のために素人劇団「へいわ座」を結成し、寸劇『核兵器はいらない!2017』を披露。核兵器禁止条約締結をすべての国に求める「ヒバクシャ国際署名」への参加を呼びかけました。

「ピースアクションinなら2017」を開催しました
「ピースアクションinなら2017」を開催しました
「ピースアクションinなら2017」を開催しました

参加者からは「何がきっかけで核が使われるかわからない状況をなくすためにも、条約を全世界の国々が守ることを促していくことが大事」「松本さんの涙ながらの語りはとても心に残り、自分にできることは何かと考え行動したい」「若い人たちの行動に感動を覚えた」などの声が寄せられました。

≪ヒバクシャ国際署名にご協力お願いします≫
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