秋のおすすめ講座・あすなら塾公開講座
 ならコープは、この秋、「組合員の興味関心の高いテーマ、現状の社会情勢への対応を学んで、賢い消費者へ。そして持続可能な社会の実現へ」を目的に、組合員の学びの公開講座を4つのテーマで開催します。多くの方が参加いただけるように、開催日の多くは土曜日・日曜日に設定しています。
 
~防災編~災害時の停電で困るのは“灯り”!!
おしゃれなジェルキャンドルホルダーを作って防災を学ぼう
 9月21日(金)コープみみなしで「あすなら塾公開講座~防災編~」を開催。身近なところから防災を考えようと、ジェルキャンドルホルダー作りを通して、さまざまな視点からの防災について学びました。

 

あすなら塾:~防災編~おしゃれなジェルキャンドルホルダー作り
あすなら塾:~防災編~おしゃれなジェルキャンドルホルダー作り

停電時に貴重な“灯り”になるジェルキャンドルホルダー
 「いざというときに、常に身近なところに灯りを置いておくことが大切です。ジェルキャンドルホルダーを作って、日常生活の中での防災を考えていきましょう」。講師のこくみん共済COOP奈良推進本部職員の説明に続いて、参加者は、色とりどりのドライフラワーやドライフルーツ、貝殻などを使って思い思いのオリジナルのキャンドルホルダー作りへ。
 ジェルが固まるまでの間を利用して、災害時の備え、住まいの保障の重要性について講師からお話がありました。「内閣府資料によると、今後30年以内に震度6弱の地震が発生する確率は全国平均が22%で、奈良県は64%。9月、千葉では台風による大きな被害が出ましたが、自然災害における自宅の補修は自分で補償をかけて守るしかありません。また、同じく内閣府資料では、奈良県は火災保険に対する水災補償付帯率がワースト1となっています。多くの人が無保障の可能性が高いです。保障があれば、被災しても生活再建していくことができます。あらためてみなんさんの家の保障について点検してください」

あすなら塾:~防災編~おしゃれなジェルキャンドルホルダー作り
あすなら塾:~防災編~おしゃれなジェルキャンドルホルダー作り

家庭での災害の備えを防災クイズで確認
 ならコープ総務部BCP(事業継続計画)担当職員による、家庭での災害の備えについてのポイントと防災クイズを通して、もしもの時の行動の取り方を確認しました。とくに前もって準備しておくのは、地域の避難所を複数確認しておくことと連絡先の複線化。何かあった時には家族以外のできるだけ遠くの方を連絡先に決めておくのが望ましいとのこと。
紙芝居で女性の視点で防災を考えよう
 ならコープ男女共同参画研究会いこ~るからは、東日本大震災で被災した女性から聞き取った「避難所生活で困ったこと」を、紙芝居を使って説明。避難所の運営が男性視点で行われ、「女性だから食事づくりに行ってくれ」「避難所はわが家みたいなもの」と言われ、プライバシーや女性への配慮が足りない生活をしたとのこと。管理責任者には男性・女性の両方を配置して、女性の視点からの防災を考えることが必要であると話されました。

あすなら塾:~防災編~おしゃれなジェルキャンドルホルダー作り
あすなら塾:~防災編~おしゃれなジェルキャンドルホルダー作り

 防災学習に続いて、「第36回沖縄戦跡・基地めぐり報告」が参加した職員2人(田原本支所・武本浩資、高田支所・東 亜希子)から行われました。現地で見て、感じて、気づいたことを報告し、「災害は人の力ではなかなかどうにかできるものではないが、戦争は僕たちが努力すれば、必ず防げます」と今後の活動につなげていく思いを話しました。

あすなら塾:~防災編~おしゃれなジェルキャンドルホルダー作り
あすなら塾:~防災編~おしゃれなジェルキャンドルホルダー作り

★参加者の感想
・自分が知らないことがたくさんあることを改めて痛感しました。避難所の管理者の件、勉強になりました。もし、被災したら責任者になります。
・火災・水災に対する備えの説明、とても有意義でした。家に帰って加入している保険の契約書を見てみようと思います。沖縄戦跡・基地めぐりの報告もためになり、良かったと思います。
 
次回は10月5日(土)~商品編~食の安心・安全“食品表示を学ぼう”
会場:コープなんごう
時間:10時~12時
お申し込み・お問い合わせ:ならコープ 組織部 電話0742-45-7884(月~金 9時~17時)

 
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