NPT(核不拡散条約)再検討会議ならコープ代表で組合員の小比賀博美(おびかひろみ)さんが、ニューヨークで見て、聞いて、伝えて、感じたことを紹介します。

4月26日(日)
はじめての国連、平和フェスティバル ニューヨークで迎える2回目の朝。
開館前の9時半から国連本部前に並び、NPT傍聴の手続きをしました。 入館するためには、空港のようなチェックがありました。(午後からのパレードで使う横断幕、折り鶴などは持ち込めませんでした) 午後から、NGO共同行動集会デモに参加。
会場のユニオンスクエアノースパークには、日本生協連をはじめとした、たくさんの人たちがスピーチや音楽で平和を訴えました。 そして、国連本部に向かって大勢の人たちが、平和をアピールしながらニューヨークの街を歩きました。ならコープからの折り鶴の栞を沿道の市民にお渡ししました。
国連本部到着後は、日本からの署名を国連へお渡ししました。朝9時から15時まで立ちっぱなし、歩きっぱなしでしたが、平和を願うたくさんの人たちがいることを知ることができた一日でした。

4月25日(土) 
ならコープ組合員のみなさま、こんばんは。 今日はニューヨークでの活動1日目。
朝から忙しく動き回りました。 朝9時集合し、打ち合わせを行い、お昼は、日本被団協代表団との昼食懇談会でした。 私たちのグループの証言者は、石川県の西本さんと、鳥取県の石川さん。 お二人とも広島で被爆されています。 昼食懇談会では、被爆者の方々の自己紹介、非核特使委嘱状の任命式、ニューヨーク事務局の紹介などがありました。 私たちのグループは午後からの行動のため、懇談会を中席。 ニュージャージー州のニュージャージー補習校へと向かいました。車で1時間かかりました。
ニュージャージー補習校は、幼稚園から高校まで450人が、ニュージャージー州内から集まっているそうです。 この日は「原爆被爆者の語り部」のため、子ども40人、保護者40人が集まってくれました。 西本さん、石川さんの証言を、みなさん真剣に聴き、感想や質問をしっかり話してくれました。
「今の日本の原発問題をどう思いますか?」という質問や、「原爆のことは山口県出身の祖父から聞いていた。祖父の話はもう聞けないので、聞けてよかった」との声がありました。
保護者の方々は協力的。ふだんはアメリカ側からの平和の話を聞いている子どもに、日本側からの話を聞かせられて良かったとおっしゃっていました。 西本さんが、ご本人やまわりの方たち手作りのしおり、折り紙細工、絵はがきを子どもたちにプレゼントしました。 また、ならコープ中エリアの活動組合員さんからお預かりしたピースストラップを、保護者のみなさんにお渡ししました。絵はがきやストラップが今日の証言を「忘れない」「伝える」きっかけとなることを祈っています。

中エリアのピースストラップ

 

4月24日(金)
ならコープ組合員のみなさま ニューヨークは、今、夜の8時。
夕方に成田を飛び立ち、13時間後、同じ金曜日の夕方ニューヨークに到着しました。
ホテルにチェックインし、同じ活動グループの方たちと夕食がてらの打ち合わせを行いました。 コープしがのお二人、コープいしかわのお二人、奈良県連の村上くん、そしてならコープ小比賀の6人で、被爆者の方々のサポートをします。 事故や体調に気をつけ、笑顔で帰国できるようがんばります。
ニューヨークは寒い! 現地のガイドさん、コートを着てますよ!

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