新年のご挨拶

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 みなさま、新たな元号を迎える節目の年のお正月をいかがおすごしでしょうか。新春の営業を店舗は1月4日(金)9時開店(ならコープwithローソン真美ケ丘店は休まず24時間営業)、移動店舗は1月7日(月)から運行、無店舗事業・夕食宅配は1月7日(月)から配達いたします。今年も、組合員の声にもとづきよりよいくらしに貢献できる様、役職員一同邁進してまいります。引き続いてのご利用・ご協力をよろしくお願いいたします。
 さて、新しい時代にむけて、ならコープの平成30年間を組合員のくらしへの貢献の視点でたどってみました。平成元年、1989年度は、ならコープ創立15周年の年でした。その年の通常総代会で三つの“わ”をモチーフとしたシンボルマークと、組織の愛称「ならコープ」が承認されました。組合員が作詞し、ダ・カーポが作曲・歌唱したコープソング「虹のメッセージ」と「組合員憲章・みんなのねがい・みっつの“わ”」、「職員憲章」も披露されました。無店舗事業では、1990年に田原本に物流センター及び品質管理室を稼働、1991年から共同購入商品案内書をカラー化し、組合員応募作品から選ばれた「COMET」(CO-OP is Mild for Earth Tomorrow~コープは地球の明日にやさしい~)が愛称となりました。1998年個配の本格的スタート、2001年インターネット注文eフレンズ、2003年コープきんき事業連合設立、2005年にはコールセンターが稼働しました。一方、平成元年当時の店舗事業は、50坪程度の小型店5店を含む9店舗を展開、その後日常生活のための品揃えの充実、駐車場規模の必要性などから大型店舗展開へと移行し、現在ローソンとの協業1店舗を含め11店を営業しています。よりよい買い物の場をめざし改装、什器の入れ替え、キャッシュレス化などをすすめてきました。
 
 奈良県のHPによれば、平成12年(2008年)から人口減少傾向に転じ、現在は生産年齢と年少人口が減少・老年人口は増加傾向にあります。少子高齢化、生涯未婚率と離婚率の上昇、女性の就業率の上昇、雇用問題、健康寿命の伸長などの変化、競合による出店やネットショッピングの成長などの影響を踏まえ、組合員のくらしにこれからも貢献し続けられるよう事業と活動をすすめていかねばなりません。ここ数年、買い物困難地域やふだんの食事づくりの応援をとの声が各地であがり、2010年度から夕食宅配事業を、2014年度からコープあったか便移動店舗を導入、地域との連携・協力を得ながら徐々に利用範囲を広げています。お取引先様、生協の仲間、ならコープグループや関係団体との協同により、共済やくらしのサービス事業、宅配水や家庭での小売り電気「ならコープでんき」など幅広い領域での事業利用が可能となり、組合員のくらしに役立てられています。
 
 くらしに関わるさまざまな社会課題に対しては、ならコープの基本的な考え方を政策(商品政策、産直政策、環境基本政策、福祉政策、子育て支援政策、食育の考え方、エネルギー政策など)や方針にまとめ、それらにもとづき事業と活動をすすめてまいりました。専門的な分野については、別法人や子法人の設立をすすめ、ならコープグループとして、あるいは関連法人と連携することで推進し、地域や他団体との協働で実現できたこともたくさんあります。この間の取り組みはよりよいくらしに向かって歩み続ける消費者運動といえるものであり、昨年ならコープで掲げた2030年に向けた持続可能な社会づくりのための目標「コープSDGs行動宣言」の基を築いてきた30年でもありました。
 
 しかしながら、いくつかの商品事故を発生させてしまったこと、2008年の生協法改正や2009年減損会計導入時など、ならコープへの信頼再構築や経営見直しを迫られる事態もありました。そのつど組合員に説明し意見に耳を傾け、「家族に安全で安心して食べさせられる商品を購入したい」という創立以来変わらない組合員一番の願いを果たし続けるために、軌道修正や経営対策をすすめてまいりました。現在、ならコープの組織率は約47%、減損会計を導入した2009年度を除き当期剰余は黒字、その力をさらによりよいくらし、よりよい社会のために注いでくることができました。組合員の出資・利用・運営参加と関係者のみなさまのご理解・ご支援、歴代の役職員の奮闘の力によるものと、感謝の念がたえません。
 
 皆さまのご健勝と益々のご発展を願い、これからも組合員、地域、社会に対して真摯に向き合い、
人を大切にし、事業と活動でより良いくらし、社会に貢献し続ける組織として歩み続けていくことを、
新たな時代に向けて決意し、新年の挨拶といたします。

新年のご挨拶